marukashi’s diary

色んなラノベの感想上げます。チラムネ界隈では「裕夢こんにゃろうの人」で関係者の中で話題です

千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻 考察&随所感想(ネタバレしかないよ)

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 前の記事はおおまかな感想を述べたので、今回は2回目読みながら思ったとこや、感想。そして他の人の記事を読んで思った事を話したいと思います。

 

※ネタバレを含むため未読の方はここでブラウザバックすることをおすすめします。

 

 

 

 2回目は電子で読んだので、気になったところは即スクショして忘れないようにしてました。そのスクショした場所を抜粋しながら話していきます。

 

 まずは100万ボルトで夕湖と琴音さんと会ったシーンから。気になった朔のセリフは夕湖と琴音さんの天真爛漫さが似てるなってところで「それに、身内にもちょっと似たようなのがいるから少しだけ懐かしい」です。

 そんな大した話じゃないし、わざわざ取り上げるかどうかのシーンだけど、珍しく朔の「身内」の話が出たから気になりました。

 朔のこのセリフはおそらく自由奔放なオカン(2巻抜粋)と重ね合わせたと思います。逆に言えばここで朔が話したことにより、今後登場する可能性があるのかもしれません、してくれると嬉しいです。してください。

てか自由奔放なオカンセリフ探すために2巻読んでたけど、その続きで「本当はそのふたりに輪をかけてやっかいなのもひとりいるが、いまはまぁいいだろう。」というセリフ、これ兄弟がいる説?両親に輪をかけて〜ということは絶対身内、祖母がそこまでやっかいな性格のイメージないからそうなると兄弟なのかな?明日姉の話な訳もあるまいし。いや朔が一人っ子じゃないって考えるだけでご飯2杯はいける。

 

 はい次は夕湖となずなの会話から「てかあんたも目の前で好きとか言ってるじゃん。でも付き合ってないっていうし、それどう言う状態?」「ごめん、それはあんまり話したくないかも」のシーン。なぜ夕湖はこの話をしたくないのか、実際にどういう内容なのか気になりました。優空や悠月や陽に対して親友と思ってるからこそ踏み出せないとかが理由ならなずなには話せるはず。「恋愛なめんな」とか言われそうだけど。でも話さないってことは他の理由がありそうだけど思いつかない。誰か一緒に考えて。

 

 次はみんなで水着を買いに行った帰りに夕湖と海人が偶然会うシーン。海人が「そういや夕湖、入学式のことって覚えてる?」「へ?入学式のなに?」「ほら、体育館で並んでるときさ」「んーと……」「なんだっけ?」「ははっ」ってシーン。これって夕湖が後に体験する出来事なんだよね。朔に告白した時に「じゃぁ、朔が私になんて言ってくれたかは、覚えてる?」ってところで夕湖も海人と同じ感情になってるっていう。2回目読み直してる時にこれに気づいてほんとに心がしんどくなった。なんてことしてくれとん裕夢こんにゃろう。

 

 次は明日姉との勉強会でのお話から。「たとえば自分の気持ちを抑えきれなくなったとき、とか? 感情が昂った勢いでつい言っちゃった、みたいな」「やべぇ、これもポニーテール浮かんでくるやつだ。ああ、よく考えたらそれより前に・・・・・・」ってとこで陽以前に1人明日姉のセリフに当てはまるやつがいるってことになるよね。そこの第一候補として2巻悠月回の最後のほうを見直してたら案の定悠月を朔の左頬にキスをしていました。バスケ部は昂るとキスする習性でもあるのかしら・・・

 

 次は一瞬で話し終えるけど海回で朔と夕湖が二人でみんなと写真を撮ってきたシーンの終わり「ねぇ朔?」「ずっとずっと、忘れないからね」っていうシーン。夕湖はこの時点で教室で朔に告白することを決めてたって解釈できちゃうよね・・・

 

 次は海人と縁側で話してるシーンから「ないよ、まだなんにも」「だよな!  なんか安心したわ!」って言ってるシーンで、朔は自分で向き合うべきことだから隠した。それで海人が安心した理由がちょっと気になったけど、普通に考えて「悠月」「陽」「明日風」とは何もないから朔が付き合うなら「夕湖」って思って安心したのかなと取れますね。うーん青春。

 

 次は明日姉の話ですね、推しです。朔と蔵センと明日姉で話してて、そこにチーム千歳がやってきて陽が火をもっと起こすために薪を追加するところに明日姉が混ざるシーン。「うん! こういうの、ずっと憧れだった」というシーン。おそらく同級生とこんな感じで盛り上がることができなかったのかな?それとも朔の同級生的な立ち位置でそういうことで盛り上がることが憧れだったのかな。やっぱ一歳差はでかいものね。

 

 ラストは夕湖の告白中の朔のセリフから「俺はなにひとつしていない、まるでひと目惚れの恋なのに。」

 これは解釈が難しすぎる。たしかに朔は何もしてないかもしれない。けどそれは朔の中の話であって周りの評価ではないから。そしてその「ひと目惚れの恋」は誰に対しての話なのか。悠月は女の子、明日姉は初恋、陽は相棒、そして夕湖は友達、優空はなんなのだろうか。朔がひと目惚れのような恋をする相手が誰なのか。いやこれいくら考えても皆目見当つかないぞ。

 

 ここまでが2回目読んだときに気になったとこで、ここからは友達と話してた水篠の好きな人と、他のブログを読んだ最終ヒロインの予想の話について。

 

 まず水篠の好きな人予想で、僕は悠月だと思います。理由としては悠月にやたら絡んだり、悠月が水篠の話をしてる時に朔が嫉妬してたり、水篠の「その子がほかの男に惚れるところを見て惚れたんだ」のセリフの後に朔をチラっと見たりしてたので、おそらくそこは2巻で朔が柳下先輩に踏んだり蹴ったりされてるシーンを録画してたシーンで惚れたのかなと。そりゃ無理だ水篠。

 

 最後にほかのブログで皆さんが書いてた最終ヒロインの予想について。

 ほかのブログでは8割9割悠月エンドと書いてありますが、少なくとも”今の情報”だけでそれは断言できないと思います。裕夢先生自身「最後は決めてない」っておっしゃってますし、よく聞く「俺の心には、”他の女の子”がいる」というセリフで、朔が唯一女の子と称したのは悠月だけだと言ってますが、いやあの場面で相棒だとか初恋だとかいうわけないじゃん・・・とおもって、その考察見たときは全力否定してましたw

 ぶっちゃけこっからの夕湖エンドもあり得なくはないんですよね。チーム千歳がこれで崩壊するはずありませんし、夕湖はおそらくこれが初めての”瓦解”なんですよね。今まで特別であり続けられたからこその。それに引き金が夕湖だっただけで、このチーム千歳はあまりにも細い糸で、とても複雑に成り立ってたのかなと思います。誰か一人が一歩踏み出せばその糸はちぎれてしまう、そんな環境の中、誰一人踏み出さずにいた。悠月と陽が一歩踏み出したかのように見えますが、それは踏み出したらちぎれる手前に踏み出したと僕は思います。1巻時点でおそらく朔のことを好きもしくは好意的に思ってたのは夕湖と優空だけ、そして夕湖を好きな海人の4人で糸が絡んでいましたが、2巻で悠月と水篠が一気に絡まり、4巻の陽で最後の引き金を引く準備を終えてしまいました。そこからはやはり時間の問題だったのでしょう。もしも夕湖が朔と2人きりで告白することがあれば・・・と考えることもありえますが、夕湖は絶対にそれはしないと思います。夕湖の性格的に「私は朔が好き。だけどほかのみんなも好き。だからちゃんと戦うんだ」って感じな気がして、やっぱりみんなの前で告白するのかなって思います。おそらく次巻では2学期にはいかずに夏休みを続け、優空に支えられた朔が一人で考え、迷い、自分の中だけで答えを出す。そして答えを出していく中で夕湖、優空、悠月、陽、明日姉それぞれに一度会う展開があるのかなって思います。夕湖は公園、優空は朔の家、悠月は神社、陽はバッセンかグラウンド、明日姉は河川敷。まぁそんな展開になるかはわかりませんが、少なくとも明日姉にこんなことがあったよって話すとは思います。6巻の表紙は誰が飾るのか、どんな内容となって刊行されるのか、続きが気になって仕方がありません。9月まで心待ちにしておきます。

 

 長々と稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました。6巻も絶対書きます。裕夢先生楽しみにしておきますね!!