marukashi’s diary

色んなラノベの感想上げます。チラムネ界隈では「裕夢こんにゃろうの人」で関係者の中で話題です

三角の距離は限りないゼロ 7巻 感想

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[あらすじ]

自分を見失った僕。足跡を辿るなかで、ついに彼女たちの終わりが来て――。

 一人の中にいる二人の少女「秋玻」と「春珂」。彼女たちと恋するなかで、僕は「自分」がわからなくなってしまう。
 ――僕って、どんなやつだったっけ?
 明るい作り物の僕と、その裏にいた繊細な、本物の僕。……本当にそうか?
 春休み。再び明るくなった僕は、支えてくれる秋玻、春珂と一緒に、自分を探しはじめる。そして入れ替わりの時間が短くなってゆく彼女たちにも、同じように自分への疑問に向き合うときが来る。
「――わたしたちって、二重人格って、なんなんだろう?」
 二重人格の彼女とともに過ごした一年を辿り終えたそのとき、僕は終わりゆく「彼女たち」の最後の願いに触れる――。
 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語

 

 

※ここからは7巻のネタバレ有です。未読の方は注意してください。

 

 

 

 

 僕が7巻を読んだ感想としては「ほんとにしんどい」でした。終盤手前までは「うんうん、なるほどなるほど。そういうことね」ってなるし、霧香の行動は納得できる。みんなの「矢野四季」を探しに行くのはかなり合理的だし、「矢野四季」に対してってよりかは「矢野四季」に一番近い人間である秋玻、春珂に対して働きかけるのほんとうまい。

 正直ここら辺語るのしんどいです。最後に引っ張られ過ぎて何も書けないです・・・

 口絵にあった「矢野くんが、選んでくれた方が、残ります」っていうセリフに関してはいつでるんだって気になってて、まぁ最後の方に来るとは思ってたからいいんだけど、もう一つの「矢野くんが、選んでくれた方が、消えます」っていうセリフがもうしんどすぎて何も書けない。そこに行くまでの間で矢野が秋玻の考えを否定して、なんでなんでなんでなんでってずっと思ってもどかしくて、春珂のほうで矢野がああなってるのもまだ理解はできるんだけどなんでこっちにってなってるから、僕自身は「秋玻」に肩入れしてるんだろうなって自覚できたので、そうなってからはそのなんでもなくなりましたね。また、物語の途中で6巻の最後の「秋玻でも、春珂でもなかった」ってセリフに関してはおそらく今の二人は「二人で1人」であるから。統一された人格の「秋玻か春珂」だと思います。「秋玻と春珂」だとどっちかがちらつくっていうか、どっちもいるっていう認識ができちゃうと思うんです。だけどどっちかしかいない身体は矢野は知らないから「秋玻でも、春珂でもなかった」んだと思います。最初は××のことかと思ったけど、あながち間違ってなかったのかもしれません。

 ということで、今回の記事はこれで終わります。ほんとに最後のセリフがしんどすぎて何も書けない・・・

 

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