marukashi’s diary

色んなラノベの感想上げます。チラムネ界隈では「裕夢こんにゃろうの人」で関係者の中で話題です

プロペラオペラ4巻 感想 ※途中からネタバレあり

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[あらすじ]

決戦前夜。二度と戻らぬ大切な愛おしい時間極東の島国・日之雄。その皇家第一王女イザヤは21才。同い年のクロトは10才の時にイザヤにとんでもない“狼藉”をはたらき皇籍剥奪された曰く付き。しかしふたりは今、空雷艦隊司令官と、その参謀として国民の人気を独占する! 暇で平和な護衛任務の日常。しかし、イザヤとクロトには余計な催し物が待っている! 艦内プロレス大会だと!? 言語道断である! 一方、在ニューヨーク諜報員のユーリは宿敵カイルの懐に決死のダイブ! かくして日之雄とガメリアは、史上最大最悪の三角関係が引き起こす大決戦へと加速していくのだ!

 

 今回のプロペラオペラは、特に目立った戦闘シーンなどはなく、あらすじにあるような「決戦前夜」で、ミュウにもファンができたり、イザヤがミュウとともにクロトを潰しにかかったりと、いつまでもこも平和な日常がつづけばいいなと思いました。というわりにガメリアではユーリが恥辱の極みを受けるなどもありやはり全くの平和では終わりませんでした。鼻ホジホジ

 

 

※ここからはネタバレありです。4巻未読の方はご注意ください。

 

 

 

 今から盛大なネタバレしますよ?いいですか?ちゃんと見てない人はブラウザバッグしてくださいね?いきますよ?

 

 仕事帰りに本屋に行き、ガガガ文庫の新刊を探していました。そこで見つけたプロペラオペラ4巻、とりあえずカラー挿絵を何気なく覗きました……

 「うおおおおおおおおお!!!!!!!!」

と心の中で叫びました。なぜかって?そりゃぁおみゃーさん、リオが生きちょったからに決まっちょるやろ!!!!

 僕はわかってたんや!リオは死なないって!速夫がリオを死なせるわけないって思ってたんや!「村雨」が探照灯照射してから落ちるまでに時間があった!つまりはその間に逃げたに違いない!と思った!その通りだった!ありがとう速夫!

 さてと、ここからは内容の順番ごとに感想を話していきます。

 最初と言えば料理長の語り部。ていうか普通に考えてむっさい男ばっかりの船に女が乗り込めばそりゃぁ全員に推しがつくよな。ミュウにも推しができるよね。そしてこの料理長というか、乗組員全員クロトの扱いがうまいよな。煽てるのが上手というか、毎回助けてあげるクロトも優しいよね。ていうかピチピチスーツ自作するってすげぇな乗組員。いつミュウのサイズ測距したんだよ。

 リオの乗ってた船が沈み、イザヤはずっと隣にいた親友がいなくなった現状に気分を落とし、普段からクロトと口喧嘩するところもそんなことは起きずに話が終わる…仕方ないよ、親友がいなくなったんだもん…

クロトは 、イザヤを元気にするためと乗組員の指揮を上げるためにプロレスを企画しました。貴様やはり天才だな。だがしかしその天才ぶりがイザヤとミュウから腕ひしぎ逆十字固めを喰らい、止めにパイルドライバーとかいうこの世の天国と地獄を同時に体感したクロトは案の定泡を吐きましたとさ。

 そのあとイザヤが料理長から「今回はクロトは悪くない、クロトは殿下とガメリアで食べたものをまた食べたいだけなんです」と聞きそらもう上機嫌。上機嫌イザヤかわいいかよ〜。

 そのあとクロトとイザヤがガメリア料理を一緒に食べる中、酒を嗜むのは当たり前。クロトが2本飲む頃にはイザヤは5本飲んでます。すごい酒に強い!!!と思いきや顔は真っ赤で酔っ払い。イザヤは酒のことについて忘れてほしいそうなので忘れました。

 

 リオが生きてた...!!!!!!

 わかってた。信じてた。探照灯照射から船が落ちるまでの時間に絶対逃げると思った。それが当たった。よかったよほんとに...

 速夫よくやったとは言いたいがリオ的には言いにくいよな。

 リオと速夫の無人島での生活は二人にとっていい刺激で合ったと思います。速夫の理性、よく耐えた。よくリオを守った。ラバウルまで頑張れ!!

 ユーリのスラングにはクッソ笑ってしまった。てかカイルはさっさとくたばってもらいたいですね。頑張れユーリ。身体を守るんだ。

 8月発売予定の最終巻第5巻、発売日前日はティッシュ用意して全裸で待機していますね。楽しみにしています!!!

 

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千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻 考察&随所感想(ネタバレしかないよ)

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 前の記事はおおまかな感想を述べたので、今回は2回目読みながら思ったとこや、感想。そして他の人の記事を読んで思った事を話したいと思います。

 

※ネタバレを含むため未読の方はここでブラウザバックすることをおすすめします。

 

 

 

 2回目は電子で読んだので、気になったところは即スクショして忘れないようにしてました。そのスクショした場所を抜粋しながら話していきます。

 

 まずは100万ボルトで夕湖と琴音さんと会ったシーンから。気になった朔のセリフは夕湖と琴音さんの天真爛漫さが似てるなってところで「それに、身内にもちょっと似たようなのがいるから少しだけ懐かしい」です。

 そんな大した話じゃないし、わざわざ取り上げるかどうかのシーンだけど、珍しく朔の「身内」の話が出たから気になりました。

 朔のこのセリフはおそらく自由奔放なオカン(2巻抜粋)と重ね合わせたと思います。逆に言えばここで朔が話したことにより、今後登場する可能性があるのかもしれません、してくれると嬉しいです。してください。

てか自由奔放なオカンセリフ探すために2巻読んでたけど、その続きで「本当はそのふたりに輪をかけてやっかいなのもひとりいるが、いまはまぁいいだろう。」というセリフ、これ兄弟がいる説?両親に輪をかけて〜ということは絶対身内、祖母がそこまでやっかいな性格のイメージないからそうなると兄弟なのかな?明日姉の話な訳もあるまいし。いや朔が一人っ子じゃないって考えるだけでご飯2杯はいける。

 

 はい次は夕湖となずなの会話から「てかあんたも目の前で好きとか言ってるじゃん。でも付き合ってないっていうし、それどう言う状態?」「ごめん、それはあんまり話したくないかも」のシーン。なぜ夕湖はこの話をしたくないのか、実際にどういう内容なのか気になりました。優空や悠月や陽に対して親友と思ってるからこそ踏み出せないとかが理由ならなずなには話せるはず。「恋愛なめんな」とか言われそうだけど。でも話さないってことは他の理由がありそうだけど思いつかない。誰か一緒に考えて。

 

 次はみんなで水着を買いに行った帰りに夕湖と海人が偶然会うシーン。海人が「そういや夕湖、入学式のことって覚えてる?」「へ?入学式のなに?」「ほら、体育館で並んでるときさ」「んーと……」「なんだっけ?」「ははっ」ってシーン。これって夕湖が後に体験する出来事なんだよね。朔に告白した時に「じゃぁ、朔が私になんて言ってくれたかは、覚えてる?」ってところで夕湖も海人と同じ感情になってるっていう。2回目読み直してる時にこれに気づいてほんとに心がしんどくなった。なんてことしてくれとん裕夢こんにゃろう。

 

 次は明日姉との勉強会でのお話から。「たとえば自分の気持ちを抑えきれなくなったとき、とか? 感情が昂った勢いでつい言っちゃった、みたいな」「やべぇ、これもポニーテール浮かんでくるやつだ。ああ、よく考えたらそれより前に・・・・・・」ってとこで陽以前に1人明日姉のセリフに当てはまるやつがいるってことになるよね。そこの第一候補として2巻悠月回の最後のほうを見直してたら案の定悠月を朔の左頬にキスをしていました。バスケ部は昂るとキスする習性でもあるのかしら・・・

 

 次は一瞬で話し終えるけど海回で朔と夕湖が二人でみんなと写真を撮ってきたシーンの終わり「ねぇ朔?」「ずっとずっと、忘れないからね」っていうシーン。夕湖はこの時点で教室で朔に告白することを決めてたって解釈できちゃうよね・・・

 

 次は海人と縁側で話してるシーンから「ないよ、まだなんにも」「だよな!  なんか安心したわ!」って言ってるシーンで、朔は自分で向き合うべきことだから隠した。それで海人が安心した理由がちょっと気になったけど、普通に考えて「悠月」「陽」「明日風」とは何もないから朔が付き合うなら「夕湖」って思って安心したのかなと取れますね。うーん青春。

 

 次は明日姉の話ですね、推しです。朔と蔵センと明日姉で話してて、そこにチーム千歳がやってきて陽が火をもっと起こすために薪を追加するところに明日姉が混ざるシーン。「うん! こういうの、ずっと憧れだった」というシーン。おそらく同級生とこんな感じで盛り上がることができなかったのかな?それとも朔の同級生的な立ち位置でそういうことで盛り上がることが憧れだったのかな。やっぱ一歳差はでかいものね。

 

 ラストは夕湖の告白中の朔のセリフから「俺はなにひとつしていない、まるでひと目惚れの恋なのに。」

 これは解釈が難しすぎる。たしかに朔は何もしてないかもしれない。けどそれは朔の中の話であって周りの評価ではないから。そしてその「ひと目惚れの恋」は誰に対しての話なのか。悠月は女の子、明日姉は初恋、陽は相棒、そして夕湖は友達、優空はなんなのだろうか。朔がひと目惚れのような恋をする相手が誰なのか。いやこれいくら考えても皆目見当つかないぞ。

 

 ここまでが2回目読んだときに気になったとこで、ここからは友達と話してた水篠の好きな人と、他のブログを読んだ最終ヒロインの予想の話について。

 

 まず水篠の好きな人予想で、僕は悠月だと思います。理由としては悠月にやたら絡んだり、悠月が水篠の話をしてる時に朔が嫉妬してたり、水篠の「その子がほかの男に惚れるところを見て惚れたんだ」のセリフの後に朔をチラっと見たりしてたので、おそらくそこは2巻で朔が柳下先輩に踏んだり蹴ったりされてるシーンを録画してたシーンで惚れたのかなと。そりゃ無理だ水篠。

 

 最後にほかのブログで皆さんが書いてた最終ヒロインの予想について。

 ほかのブログでは8割9割悠月エンドと書いてありますが、少なくとも”今の情報”だけでそれは断言できないと思います。裕夢先生自身「最後は決めてない」っておっしゃってますし、よく聞く「俺の心には、”他の女の子”がいる」というセリフで、朔が唯一女の子と称したのは悠月だけだと言ってますが、いやあの場面で相棒だとか初恋だとかいうわけないじゃん・・・とおもって、その考察見たときは全力否定してましたw

 ぶっちゃけこっからの夕湖エンドもあり得なくはないんですよね。チーム千歳がこれで崩壊するはずありませんし、夕湖はおそらくこれが初めての”瓦解”なんですよね。今まで特別であり続けられたからこその。それに引き金が夕湖だっただけで、このチーム千歳はあまりにも細い糸で、とても複雑に成り立ってたのかなと思います。誰か一人が一歩踏み出せばその糸はちぎれてしまう、そんな環境の中、誰一人踏み出さずにいた。悠月と陽が一歩踏み出したかのように見えますが、それは踏み出したらちぎれる手前に踏み出したと僕は思います。1巻時点でおそらく朔のことを好きもしくは好意的に思ってたのは夕湖と優空だけ、そして夕湖を好きな海人の4人で糸が絡んでいましたが、2巻で悠月と水篠が一気に絡まり、4巻の陽で最後の引き金を引く準備を終えてしまいました。そこからはやはり時間の問題だったのでしょう。もしも夕湖が朔と2人きりで告白することがあれば・・・と考えることもありえますが、夕湖は絶対にそれはしないと思います。夕湖の性格的に「私は朔が好き。だけどほかのみんなも好き。だからちゃんと戦うんだ」って感じな気がして、やっぱりみんなの前で告白するのかなって思います。おそらく次巻では2学期にはいかずに夏休みを続け、優空に支えられた朔が一人で考え、迷い、自分の中だけで答えを出す。そして答えを出していく中で夕湖、優空、悠月、陽、明日姉それぞれに一度会う展開があるのかなって思います。夕湖は公園、優空は朔の家、悠月は神社、陽はバッセンかグラウンド、明日姉は河川敷。まぁそんな展開になるかはわかりませんが、少なくとも明日姉にこんなことがあったよって話すとは思います。6巻の表紙は誰が飾るのか、どんな内容となって刊行されるのか、続きが気になって仕方がありません。9月まで心待ちにしておきます。

 

 長々と稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました。6巻も絶対書きます。裕夢先生楽しみにしておきますね!!

 

  

 

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻 感想

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[あらすじ]

いつかきっと、この日々を思い出す。

夏休み。藤志高では恒例の、2・3年合同の勉強合宿。と言っても、2年生の俺たちにとっては、仲間たちと夏のイベントを楽しむいい機会だ。どこまでも青い空と海。色とりどりの女子の水着。夜、ふたりきりのナイショ話。男だけの温泉回(?)……。眩しい光景を見つめながら、あるいは目をそらしながら。俺たちは、こぼれ落ちそうな思い出を、ポケットいっぱいに詰め込んでいく。――なにかが変わる夏が、賑やかに密やかに、幕を開けた。

 

 最初はネタバレなしで話したほうがいいと思うので、ちゃんと気を付けて書いていこうと思います。

 5巻の挿絵、卑怯です。とても卑怯です。VERY卑怯です。個人的に好きな挿絵を1つ選ぶなら、5,7,10個めの挿絵ですかね。僕は明日姉推しなんですが、今回の巻でもっと好きになりました。

 ・・・・・・・・ネタバレなしで書くのしんどいですネタバレ行きます。

 最後にこれだけは言わせてください。

 裕夢先生に一言「I'll be your sandbag.」(※私はあなたのサンドバッグになります)(日本語で書くと恥ずかしいので英語で書きました。)

 

※ここからはネタバレを含みます。読む方は自己責任でお願いします。ちょっと下に書くから文句は言わせません。

 

 

 

 

 

 

  はい、ここからネタバレ有で感想書きます。

 今回は特にやばかったですね、夕湖の決意とその行動。それがもたらしたチーム千歳の亀裂。僕自身体感はしたことないですけど、青ブタの「ゆめみる少女」と「ハツコイ少女」みたいな虚無の4か月をほうふつとさせる終わり方でした。てかもうアレをするのかって思っちゃいました。

 冒頭から話を進めていくと、明日姉との田舎デートが最初でしたね。明日姉にはぜひいつまでも帽子をかぶって夏を過ごしてほしいですね。毎年ときめいちゃいます。

 

 次は陽と悠月の突撃千歳家の晩御飯かと思いきや優空さんの晩御飯でしたね。とても正妻です。料理中にもどかしいからと追い出された陽と千歳はぎこちない、だがそれでも野球をするといつもの二人に戻るのは二人らしくていいですよね。

 悠月は千歳を、千歳は悠月を、互いに一番自分に近い他人、一番理解り合っていたいと思っている。そんな二人の関係は「月」のようにきれいに見えます。

 

 千歳がパソコンを見ていると夕湖とその母琴音さんがいましたね、琴音さんはなんかガハママを彷彿とさせます。琴音さんとガハママは気が合いそう。琴音さんといるときの夕湖は、いつも以上に子供っぽくてとても愛らしかったです。

 

 夕湖にとって千歳の第一印象はよくなかったものの、そのあとの喧嘩が夕湖は心に残ったというより、初体験だったからこそあそこまで千歳を好きになったのかなって思いました。むっかちーん!はとても大好きです。

 

 水着選びに関してはあまり多くは語りません、一言だけ言います。

 この女の子の水着選びは尊いなぁ・・・あ、挿絵の陽のあの顔大好きです。

 

 夏祭りはカラー挿絵の文での描写がそのまんまで、アニメでいうと視線が少しぼんやりとして、ナレーションみたいな感じで話してそうな雰囲気でした。「なんかいいな」とか言ってそうですね。言ってました。悠月も本腰入れてデレてきましたね。ちゃんと一線わきまえているのが悠月らしいと思いました。

 

 もう夏勉の話まで来ちゃいました。夏勉で3番目に印象に残ったのが水篠のテンションでした。いつもよりみんなとはっちゃけてる時もあれば、物憂げな感じで自分の恋を語ったりと、今回はいつも以上に水篠が面白いキャラしていました。
 みんなの水着について語るとすれば、僕は明日姉が一番好きです。挿絵のココスキポイントを挙げるとすると、まずムスッとした表情。脱ぎかけのラッシュガードと萌え袖。これはフリルのスカートかな?明日姉にしてはかわいく、明日風にしてはらしいと入れる水着の選択。明日姉自身の美を伸ばすかのような白い水着。泣きぼくろだけでなく胸元というよりほぼ胸にあるほくろ。そして明日姉の美の一つである大きくも小さくもない、明日姉のスタイルに合っているであろう胸。どれか一つでも抜け落ちていればそれは明日姉ではあっても水着姿の明日姉とはなり得ない。そんな完璧のワンシーン。なぜこれをカラー挿絵にしなかったのか、僕はそんな野暮なことは聞かない。モノクロだからこそこちらの性癖に攻撃を仕掛けてくるのである。より一層明日姉のことが好きになりました。いつまでも見ていたい。

 

 場面飛ばしてバスの中、千歳の隣で眠る夕湖、その手が震えていたのはきっと最後の場面の覚悟をしていたからなのでしょう。きっと朔とこうしていられるのも最後。だから最後のひとときを噛みしめていたのだと、僕は考えます。

 

 忘れ物があるからとみんなを教室に連れてきた夕湖、そこで告白をするのを予想していなかった千歳。考えて、考えて、考えた末の答えが「心の中には他の女がいる」。千歳のなかではきっと夕湖は誰よりも大好きな”友達”だったのだろう。だからこそ夕湖の手は取らなかった。それにキレる海人も間違っているとは言えないけど、その行動によって一番傷つくのは夕湖かもしれないと一瞬でも考えなかったのかは気になったところではあります。けどあとさき考えず行動するのが海人のいいところなのでしょう。

 

 そして最後の優空。優空にとって一番大切な人は、一番大嫌いだった朔だった。だからこそ、何かを、誰かを、唯一を選ばなければいけない時が来るとしたら・・・だから優空は例え朔が誰に心奪われていようとも、朔に寄り添い、支えていった。これも”友達”だと思っているからなのかは今はまだわからないけど、一生懸命に、誰のためでもない、朔のためでもないように、ただ朔のとなりで練習をする優空は、優空の挿絵は、心奪われていくものでした。

 

 僕は1巻2巻あたりは優空が推しだったのですが、3巻で明日姉に心打たれて推しチェンしました。ですが最後のあの挿絵によって優空へと心が奪われそうになり、またしっかりと涙してしまいました。もし明日姉の水着がなかったとしたら、間違いなく優空が推しとなっていました。

 

 ここまで文が汚く、ちゃんと読んでくれている人がいるかはわかりませんが、僕の個人的な感想を見てくださりありがとうございました。次こそ表紙は優空ですね!! 

 

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プロペラオペラ 3巻 感想

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 [あらすじ]

極東の島国・日之雄。
その皇家第一王女・銀髪の美少女イザヤは今年20才。
同い年で幼なじみのクロトは、10才の時にイザヤにとんでもない“狼藉”をはたらき皇籍剥奪された曰く付き。
しかしふたりは今、第八空雷艦隊司令官とその、超キレ者参謀として国民の人気を独占する!互いを意識しているくせに素直になれないイザヤとクロト。
そのふたりを姉のように、母のように見守り癒やしてくれる皇家内親王リオにも大きな転機が。
第一飛行艦隊旗艦「村雨」艦長への就任である。リオにとっては、とても寂しい、イザヤとクロトとのしばしの別れ。しかしリオには、彼女のためならいくつでも命を捨てたいファンもとい乗組員たちがついている!
「みんなで生きて帰って、パーティーしようね!!!」
一方、敵国ガメリアでは、クロトの仇敵カイルが政府金融顧問にまで昇り詰め、次期大統領の座を射程に捉えた。そして、それを阻止せんとクロトの「切り札」を携えた青い目の美少女スパイ・ユーリが体を張って本気を出す!!

 

 私がこの作品を読むきっかけとなったのは、「このライトノベルがすごい!2021」の文庫部門で第9位を獲得し、TOP10の作品で唯一読んでいなかった作品でしたので、手に取り読んでみました。

 

 まず作品の内容として、太平洋戦争を元にし、少しの特殊能力とその時代になかった「空に浮かぶ軍艦」を組み込んだお話です。この作品を読んでいく上で、「艦これ」というゲームを通じて太平洋戦争を知っていてよかったなと思いました。

 まず国名と海の名前は少し改変して書いており(日本→日之雄、太平洋→大公洋など)、その他の地名などは改変していませんでした(多分!)。

 今後この作品の地名、名称、類似作戦、人名の元、艦名の由来(予想)などを書いていきたいですね。

 

 作品についての感想は、とにかく面白い。このラノTOP10入りも納得できる順位でした。空戦記ものは初めて見ましたが、状況説明がわかりやすく、情景を想像しやすかったので読んでる最中に止めるってことがありませんでした。

 イザヤやクロト、この二人はもはや熟年夫婦かのように思えてくるコミュニケーションの取り方をしており、二人の”日常”の会話は見ていてとても楽しく思いました。また、イザヤの親友でもあるリオやイザヤとリオの護衛役でもあるミュウ。この四人がそろうと絶対何かあるような気さえ起きました。

 

ここからは3巻のネタバレを含みます。 ご注意ください

 

 

 

 

[3巻の感想]

 3巻の感想としては、最初はやはり面白かったが、後半になるにつれて辛く悲しい、しかし勇気溢れるクロトやイザヤたち、乗組員の行動。そしてリオと速夫の決断。普通に後半涙ぐんでしまいました。

 序盤パートはやはり鬼束及び乗組員たちがクロトに頼りイザヤとリオのお風呂の写真を撮る作戦の立案を頼んだり、それを遂行するのは結局クロトだったり、毎巻状況は違えど同じことが起こるのは見ていてとても楽しいかった。

 作戦会議では、鹿狩瀬はクロトの案を通りやすくするように立ちまわったり、クロトの案を聞いて参謀たちはブチ切れたり、それにイザヤは胃を痛めたりして大変だなと思ったりしましたw。

 中盤パートでは、リオとイザヤたちが別の艦の所属となってしまい、今後どうなっていくのかとてもイヤな予感はありました。また、イザヤたちの新しい飛行駆逐艦である「東雲」で、赤道を通るときにそれを祝うパーティで、乗組員たちが半年もかけて作った衣装をイザヤが着て赤面したり、やはりイザヤはかわいいなと思いました。

 そしてユーリはクロトとイザヤのためにスパイとして、フォール街を荒らす準備を続けていき、ついにはフォール街トップとコネクションを持てるとこまでいってました。

ユーリもクロトに負けず頭いいのでは?・・・

 終盤パートでは、ガメリア艦隊への奇襲。しかしそれを読んでいたガメリア艦隊。

リオが艦長を務める飛行戦艦「村雨」は待ち伏せていたガメリア飛行艦隊の砲撃を喰らう・・・。

 結果、「村雨」含めたほかの艦も数隻轟沈。「村雨」に乗っていたリオや速夫は今のところ死んだとされている・・・。

 リオが死ぬ覚悟をするところや、村雨探照灯を照射し、それを見て動揺することのなかったミュウが涙を流したりするところがほんっとに泣きました。ずるいよ、こんなの泣いてしまうよ・・・挿絵も卑怯だよ・・・。

 

 最後は、今回の戦いの後の結末、皇族であるリオとその父親、源三郎が亡くなったとされ、イザヤとミュウは悲しみ、クロトも顔には出さないが悲しんでいた。そこもずるい、あのクロトも悲しむんだよ。読者の悲しみなんてもっとやばいからな!!

 ガメリアにスパイとして言ったユーリは、金融界の王的存在であるケリガン達にスパイであることがばれてしまった。果たしてどうなってしまうのか・・・

 

 

やはり犬村小六先生は引き込むのがうまい。最後の最後でとんでもない爆弾を仕掛けてきた。続きが早く読みたくなってしまう。楽しみだ。多分4巻は半年後くらいに出ると思うので、その間にもう一周したいと思いつつ、今日は眠りにつきたいと思います。

(いつか飛空士シリーズも買いたいな)

 

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青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない 感想(途中からネタバレ有)

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[あらすじ]

突如咲太の目の前に現れた、霧島透子を名乗るミニスカサンタ。彼女が「思春期症候群をプレゼントした」という学生たちのなかには、咲太の中学時代のクラスメイト・赤城郁実がいて――。
 書き込んだ夢が正夢になる、と学生たちのSNSで話題の都市伝説『#夢見る』。郁実がそれを利用し、「正義の味方」として人助けしている姿を目撃した咲太は、彼女の身体がポルターガイストのような現象に襲われていることを知る。しかもその原因は過去の咲太にあるらしく……!?
「ねえ、梓川君。ひとつ勝負をしない?」
 鍵をかけていた過去の扉をあける、シリーズ第11弾。

 

 ついに来ました11巻。毎回約1年かけて練りこまれてくる青ブタシリーズは、毎回物語に引き込まれ時間も忘れて読み進めてしまう。

 今回の「ナイチンゲール」で思ったのは、ハツコイ少女と夢見る少女を例外としたおでかけシスター以前のシリーズにおいて、個人的には「一巻完結」っていう感じがありました。ですが、ランドセルガール以降は全てが繋がっている、むしろ繋がっていないところを探してみろと言わんばかりに伏線が張られているような気がしました。なので今回はランドセルガールだけでも一度読み直すと深く深く物語を読めると思いました。

 あと、多分あんま関係ないんですけど、今までのタイトルは「バニーガール」「先輩」だったり、「ランドセル」「ガール」と二つの言葉を掛け合わせていましたが、今回は「ナイチンゲール」と一つの言葉で表してきたのは何か意味があるのかなと思ったりもしました。

 

[ここからネタバレ有」

 

 

 さて、ここからは作品に触れていきたいと思います。まずは赤城郁美に関すること以外について話します。

 ついに・・・ついに・・・国見にカラー挿絵が来たぞ!!。これ普通にとてもうれしかったです。国見の挿絵は「プチデビル後輩」や「ロジカルウィッチ」などででていましたが、最初のカラーで出ることは今までなかったので驚きました。なのでこれからも唯一思春期症候群に直接的な関わりを持っていない国見がどう関わってくるのか、とても楽しみです。

 上里はおそらく夢見る少女以来の登場だと思います。約4年と半年ぶりって考えるとすごい久々の出番ですね。挿絵であれば本当に「バニーガール先輩」以来なのかな?。てか彼女、合コン来ていいのかと思ったけど、咲太と同じ人数合わせなら仕方がない。

 づっきーが咲太の家に普通に来るのは花楓的にもめちゃびっくりだった。づっきーとのどかが仲いいのはもちろん知ってるけど、一緒にご飯を共にするくらいに麻衣とも仲良くなってるのは驚きだった。

 

 それじゃぁここからは本編について触れていきたいと思います。

 今回のメインは、赤城郁美ということで、咲太の過去に触れる機会も多くありました。赤城郁美の思春期症候群はおそらく「ランドセルガール」にて咲太が起こした「二つの世界を行き来する」のと全く同じものだと思いました。ですが唯一違う点として、二つの世界での交信は、咲太はできず、郁美はリアルタイムで行われるという点です。ただ、あくまでこれは推測であり、咲太ができない理由は、交信をする手段を知る前に元の世界に戻ってきた。郁美に関しては「ランドセルガール」のラストの時点でもう一つの世界の郁美のため、半年は二つの世界を同時に認識しているから慣れた可能性があります。咲太は郁美のその症状に見覚えはなけれど、同じ状況にはなったことがあるために解決の糸口を見つけれたのかなと思いました。

 「#夢見る」は少なくとも赤城郁美の思春期症候群には関係ないと思いました。この「#夢見る」は、霧島透子の言っていた「みんなにプレゼントをした」のプレゼントなのかなと思いました。みんながみんな思春期症候群を起こしていれば、同窓会で郁美があのような態度をとったときに、賛同もしくは同調する人が絶対に現れると思うので、そちらの方がプレゼントに近いと思いました。

 咲太は郁美に勝負を仕掛けられ、その勝負に咲太は「#夢見る」を利用して郁美をおびき寄せたりしました。そしておびき寄せられた峰ヶ原高校の教室で、咲太は郁美に仕掛けられた勝負にケリをつけました。そこで咲太は郁美がもう一つの世界の郁美ということに気付いていました。僕は読んでるときにその発想はなく「まじか!?」ってなりました。たしかに咲太と翔子は同じ思春期症候群を発症させていますし、咲太と郁美が同じものを発症していてもおかしくはないなと思いました。

 最後、同窓会でもし咲太が来ていなければ、郁美は「誰にも観測されていない状態で」何をしようとしたのか。私、気になります!。咲太は咲太で中学校の奴らに本当に麻衣さん自慢するとは思わず、驚きとともに「さすが咲太」と笑ってしまいました。

 大学で麻衣さんとお昼を食べるときにその話をしたり、郁美がやってきて掌に書いてある「あの文字」は何を意味するのか、そして鴨志田先生のあのあとがき、本当の最後にとんでもない爆弾を残していきました。すごい続き気になるやんけ。お願いします!次巻を今回よりは早めに刊行してください!!・・・・・・ランドセルガールは復習してきます。

 

次の表紙に関してはおそらくミニスカサンタの霧島透子だと思います。だって今までのように分かりやすい次巻のあらすじが今回複雑だもん!わからない!。楽しみに待っていましょう。

 

 

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殺したガールと他殺志願者 感想(ネタバレ有)

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[あらすじ]

『最愛の人に殺されたい』と願う高校生・淀川水面は、死神を名乗る女から一人の少女を紹介される。
「貴方が殺されたい人ですか?」出会い頭にそんなことを尋ねる少女。名前は浦見みぎり。『最愛の人を殺したい』という願望を持つ少女だった。
互いの望みを叶えるために、二人は協力関係を結ぶ。水面はみぎりに愛されるため。みぎりは水面を愛するため。
「貴方には、私の理想の男性になってもらいます」「……分かった」「殺したくなるくらい魅力的な男性にしてあげますから、覚悟して下さい」
こうして始まった、歪な二人の歪な恋路。病的で猟奇的で不器用な少年少女が最高のデッドエンドを手に入れる物語、開幕。

 

この作品はMF文庫Jの第16回新人賞≪優秀賞≫作品で、11月に刊行されました。

 

 僕はこの作品、タイトルが気になったのはあるんですが、何よりイラストのはくり先生の書いている漫画「幸色のワンルーム」がとても好きな作品なので割と表紙買いっていう理由もありますね。それこそ幸色に近いような作品なのかなって思って気になってたってのもあります。

 さて、感想の方を話していきますが、僕はこの作品は一巻完結型の作品だと思ってました。水面とみぎりが恋人になって、みぎりが普通に水面殺しかけてやっぱやめて終わり!って展開だと思ったらそのまま続くんだって感じでした。みぎりと水面の恋愛模様をこのまま書いていくだけだと多分そんな面白くなくなっていくと思うから、どのようにタイトルを回収していくかとても楽しみです。みぎりかわいいからどんな感じに水面に甘えていくのかなぁ、水面はどう甘えられるのかなぁ、と楽しみなことだらけです。二人はとてもいいコンビです。あと死神ちゃんやばいでしょ。あ、でも死神ちゃんとみぎり合わせたら多分ちょうど幸色の幸みたいなキャラになりそう。

 「殺したガールと他殺志願者」「幸色のワンルーム」両方ともおすすめなのでぜひ購入してください!

 

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個人的ラノベランキング!10位~1位

どうも、まるちゃんです~

今回は僕の中のラノベランキングを1位から10位まで表したいと思います!

では、さっそく紹介いたします。

(全作品Amazonのリンクを一番下に貼っておきます)

 

第10位

三角の距離は限りないゼロ

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[あらすじ]

人前で「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋したのは、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻だった。けれど、彼女の中にはもう一人――優しくてどこか抜けた少女、水瀬春珂がいた。
 一人の中にいる二人……多重人格の「秋玻」と「春珂」。彼女たちの秘密を知るとき、僕らの関係は不思議にねじれて――これは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語

 

この作品は電撃文庫から刊行されており、現時点(2020/11/25)で6巻まで刊行されております。

 

あらすじにもある通り「一人の中にいる二人」、そんな二人と主人公で紡がれる三角関係ラブストーリー。ただの三角関係ならたくさん見てきましたが、まさかの二重人格で三角関係は驚かされました。入れ替わりの時間は分かれど、どちらかと恋人になれば、もう一人とはどう接するのか。 普通であれば考えることのない思いを浮かべ、戸惑う主人公。果たしてこの三人の関係はどうなっていくのか・・・

ぜひ購入して読んでください!

 

 

第9位

幼なじみが絶対に負けないラブコメ

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[あらすじ]

 幼なじみの志田黒羽は俺のことが好きらしい。家は隣で見た目はロリ可愛。陽キャでクラスの人気者、かつ中身は世話焼きお姉系と文句なしの最強である。
 ……でも俺には、初恋の美少女で学園のアイドル、芥見賞受賞の現役女子高生作家、可知白草がいる! 普通に考えたら俺には無理めな白草だけど、下校途中、俺にだけ笑顔で会話してくれるんだぜ! これもう完全に脈アリでしょ! 
 ところが白草に彼氏ができたと聞き、俺の人生は急転直下。死にたい。というかなんで俺じゃないんだ!? 俺の初恋だったのに……。失意に沈む俺に黒羽が囁く――そんなに辛いなら、復讐しよう? 最高の復讐をしてあげようよ――と。

 

この作品は電撃文庫から刊行されており、現時点で5巻まで刊行されており、2月にはコミックスとともにドラマCD付特装版が発売されます。

 

僕はこの作品、発売当初から追っていて、書店で初めてタイトルを見たとき「なんだこのタイトルは!」ってなりましたw そりゃなりますよねw

実際に本を読み進めていくとこちらも普段では見ないような内容となっております。あらすじにもあるように、幼なじみと主人公と学園のアイドルによる三角関係と思うよりかは、主人公を取り合う二人の落とし騙し合いなのかなって思いました。また巻を進めていくことにより新キャラ新ヒロインがでたりとどんどんヒロインレースが加速していきます。

 ハーレムに見えてハーレムではないラブコメ作品、めっちゃおすすめです!

 

 

第8位

さくら荘のペットな彼女

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[あらすじ]

俺の住む寮・さくら荘は、学園の変人たちの集まり。そんな寮に転校早々やってきた椎名ましろは、可愛くて清楚で、しかも世界的に有名な天才画家だという。寮の変人たちの餌食にならないよう、ましろを守らねば! と意気込む俺。だけど彼女は、部屋はめちゃくちゃ、外に出れば道に迷い、服を自分で選べないし、着られない、生活破綻少女だったのだ! そんなましろの“世話係”に任命された俺。って、服とか俺が着替えさせるの!? これでも健全な男子高校生なんですけど!? 変態と天才と凡人が織りなす青春学園ブコメディ登場!!

 

この作品は電撃文庫から刊行されておりました。完結作品で10巻13冊刊行されております。(5.5、7.5、10.5があります)

 

僕はこの作品はアニメから入っており、当時小学生でしたので途中から見た気もするけど、当時からアニメの中でかなりの好きな作品でした。この作品はただの青春学園ブコメディではなく青春クリエイターものなのかなって思ってます。最初はもちろん学園ラブコメの方が割合強いんですけど、アニメでも後半に進んでいくと完全にクリエイターとしての話が強くなっていって、業界についても知ることができるので面白かったです。新しいことを始めるときに、この作品を参考にするのもとてもいいと思います!

ぜひ読んでください!!

 

第7位

キミの忘れかたを教えて

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[あらすじ]

「残された余命は半年――、俺はこのまま死ぬつもりだった」

大学を中退してニートとなり、生きる価値がないと感じていた松本修は、昔からの悪友・トミさんの誘いで母校の中学校を訪れる。
そこには芸能人となってしまった因縁の幼馴染み・桐山鞘音がいて……。この出会いが再び修の運命を突き動かす。

『天才ゆえの孤独を抱えたヒロイン、凡才ゆえに苦悩する主人公。二人のすれ違いと、遠回りな青春に引き込まれました』
『逃げて逃げて、逃げ続けたクズに残った一つの約束。胸が熱くなりました』 発売前から感動の声多数。

掴めなかったチャンス、一度何かを諦めてしまった人に贈る、大人の青春物語。

 

この作品は角川スニーカー文庫から刊行されており、現時点で2巻まで刊行されております。

 

この作品はあらすじにもあるように、中学生のころに二人で上ると決めた道を、片方が諦め、片方が上って行き、たった一つの約束のために二人がまた出会う、大人の青春物語です。僕はこの作品、最初はフライ先生が表紙をやっているので買った、つまり表紙買いですね。でもこの作品は読めば読むほどハマっていく、引き込まれていく作品だと思いました。まじでヒロインの桐山鞘音が可愛すぎる、ツンデレっていう言葉では当てはまらない、ツンとデレを同時にする最強のヒロインだと思います。ぜひ読んで鞘音にも作品にもハマってください。

 

第6位

妹さえいればいい

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[あらすじ]

荒ぶる小説家・羽島伊月は、未だ見ぬ究極の妹を創造すべく日夜奮闘する現代のピグマリオンである。彼の周りには、作家やイラストレーターや編集者や税理士など個性的な人々が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。闘志を秘めたイケメン王子、不破春斗。人生ナメてる系天才イラストレーター・ぷりけつ。頼れるけど頼りたくない鬼畜税金セーバー・大野アシュリー。闇を抱えた編集者・土岐健次郎――。
それぞれ迷いや悩みを抱えながらも、ゲームをやったり旅行に行ったりTRPGをやったり、たまには仕事をしたりと、賑やかで楽しい日常を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、ある重大な秘密があって――。 

 

この作品は小学館ガガガ文庫から刊行されており、完結作品で14巻まで発売されています。

 

僕はこの作品、読み切ったのは2か月前で、2年前くらいからタイトル自体は知っていたんですが、読んでいませんでした。ぶっちゃけ完結してから読んだ方がいい作品だと思いました。

 この作品はガガガ文庫特有の「人生を変えてくれる」作品の1つです。小説家の日常や作業風景など、小説家が書く小説家の話なので、日常はともかく仕事に関連することに関して言えばリアルなものが多いと思うので、編集の仕事とかになってみたいなって思ったりもしました。またあらすじにもあるように爆弾を抱えている子もいたりするのでとても面白いです。この作品を読んで、ぜひ人生を変えにいきましょう!

 

第5位

弱キャラ友崎くん

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[あらすじ]

これが人生(クソゲー)攻略の最前線!
人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。
だって、人生には美しくシンプルなルールがない。あるのは理不尽と不平等だけ。自由度が高いなんてのは強者の言い分で、弱者には圧倒的に不利な仕様でしかない。
だから、クソゲー
あまたのゲームに触れ、それらを極めてきた日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。
――だけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、「人生は神ゲー」と言いきった。
生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと日南葵。
しかも、「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」だって? 
……普通は、そんなの信じない。
だけど日南葵は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ! 
第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。弱キャラが挑む人生攻略論ただし美少女指南つき!

 

この作品は小学館ガガガ文庫から刊行されており、現時点で8.5巻刊行されており1月には9月が刊行されます(6.5、8.5があります)

 

タグにもある通り、このラノ5年連続TOP10はほんとにすごいことで、1月にはアニメ化、9巻発売が決定と一気に盛り上がっていき、来年こそはこのラノ1位もありうると思います。「妹さえいればいい」と同様、「人生を変えてくれる」作品です。

 「人生のバイブル」と言われ、ほんとに国語の授業とかでもやっていいほどの作品だと思います。自分の見た目をよくするためには何をすればいいか、どう動けばいいか、簡単に言えば主人公を更生する物語です。目標を設定し、それに向かって行動する。自分でそれをするための指針として読むのもとてもいい作品だと思います。学生の頃に読んでおきたかった作品の一つですね。学生の方はぜひ読んでください!!

 

第4位

星降る夜になったら

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[あらすじ]

この身が滅びようとも、佳乃を救いたい――。だけど、

《それだけを願っても救われないことは分かっていた》

花菱准汰の日常は、起きる⇒学校へ行く⇒遊ぶ⇒寝る。ただそれだけ、省エネで適当であることは彼らしさだった。渡良瀬佳乃は真逆。作業BGMでも、この作業に聴く音楽コレ、食べ物のベスト温度はコレと超が付くほどのこだわり派。
そんな2人はとある補修を通じて出会い、恋にも似た感情を抱くようになる。が、佳乃は謎の奇病に伏すことに。……しかし、奇跡は起きた。彼と彼女は他人となり、性格も変更され、生きることが許された。

――両思いが故にすれ違うことを選んだ、最高に美しくも儚い命の物語。

 

この作品はMF文庫Jから刊行されており、一冊完結型の作品です。

 

僕はこの作品を説明するなら

人のために星に願ったら感情を失う。

自分のために星に祈ったら命を失う。

そんな星に、願いをかけた一人の女の子のお話。

です。

この作品は僕はとても感動し、すごく泣いてしまいました。刊行された時期に購入、読了しましたが、一番好きなシーンは今でもそこだけを見ただけで泣いてしまうほど好きな作品です。感動系作品が好きな方へおすすめの一作です!!!

 

第3位

あの日、神様に願ったことは

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[あらすじ]

宿星市にだけ咲く、世界で一番美しい奇跡の花“ミラクーティア”。
 その花には、一年に一度、白い神様に対価を捧げることでどんな願いでも叶えてもらえるという“星の幸魂”と呼ばれる言い伝えがある。
 しかし、十七歳の誕生日に風祭叶羽が出会った先輩、逢見燈華に神様が課したものは、対価ではなく一つの試練だった。
 あの日、彼女がどうしても叶えたいと神様に願ったことは。そして、試練を乗り越えた先で二人を待っていた、色鮮やかに咲き誇る奇跡とは――
 一年に一度、願いが叶う町を舞台に繰り広げられる、彼と“彼女たち”の優しくて少し痛い青春ストーリー、開幕。

 

この作品は電撃文庫から刊行されており、完結しており3巻まで発売されています。

 

上で紹介した「星降る夜になったら」に少し近い内容です。一年に一度、対価をささげることでどんな願いも叶えてくれる、だけど今年は対価ではなく試練だった。そんな試練に立ち向かうヒロインの逢見燈華と燈華を助ける主人公の風祭叶羽の青春ストーリーです。逢見燈華の先輩らしいかわいさや、風祭叶羽のやさしさ、温かさ、そしてそんな二人を繋げた一つの試練と二人の過去。なぜ燈華は願ったのか、願った燈華に迫る試練の内容は・・・

この作品は厳密に言えば完結ではなく、打ち切りという形で物語を終えています。作者は機会があれば続きを書きたいとおっしゃっており、僕自身とても大好きな作品なのでぜひ、ぜひかって読んでみてください!

第2位

千歳くんはラムネ瓶のなか

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[あらすじ]

主人公は、超絶リア充
『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』
学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。
圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。
仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――? 

 

この作品は小学館ガガガ文庫から刊行されており、現時点で4巻まで、来春には5巻の発売が決定しております。

 

表紙にもある通り、先日発売された「このライトノベルがすごい!2021」で第1位ランクイン、見たことない人でもタイトルは聞いたことあるって人は多いと思います。

1巻刊行当初はリア充視点のラブコメということで賛否両論だったそうですが、2巻からそんなことはなかったかのように人気になっていき、3巻では泣き、4巻でも泣く人が多いそうです。僕は3巻で泣き、4巻で泣きかけました。

この作品は、主人公、千歳朔が先生に頼まれて不登校少年を助けたり、問題を抱えているヒロインたちを助ける物語となっています。ただのハーレムではありません。大事なことなのでもう一度いいます。ただのハーレムではありません。

このラノTwitterでいろんな人の感想などを見たことある人は多いと思うので、買ってなくても気になっている人はいると思います。それならぜひ買って読んでみてください!毎巻推しが変わってくるほどにヒロインも魅力的です!

 

第1位

青春ブタ野郎」シリーズ

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[あらすじ]

図書館で捕獲した野生のバニーガールは、高校の先輩にして活動休止中の人気タレントでした――。海と空に囲まれた町で、僕と彼女の“不思議”との戦いが始まる。「さくら荘」コンビが贈る、新たなる青春物語。

 

この作品は電撃文庫から刊行されており、現時点で10巻まで発売され、翌月には新刊が発売されます。

 

この作品は僕がライトノベルにより一層のめりこんでいく理由となった作品です。

もともとさくら荘のコンビがやっているということで1巻だけ買っており、アニメをみて声を聴いてから読んでいこうと思ってたのですが、積読書がなくなり1巻を読んだら、今までにない胸の高鳴りを感じ、「なんだこの作品は!続きが早く読みたい!」となり、そこから当時の新刊であるおでかけシスターまで一気に買い揃えました。1巻で一番好きなセリフは310ページの13行目です。あそこですごい胸が高鳴りましたw

また一つ一つの巻のラストは、次巻の導入を書いており、意地でも続きを見せてやるんだという気持ちが伝わりました。僕が青春SFを好きになるきっかけの一つでもあります。

アニメ化、映画化に続きドラマCDもあり、翌月には新刊が発売されるこの「青春ブタ野郎」シリーズは、僕の一押しの作品です。ぜひ読んでみてください!

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